2022年01月21日

気候変動フォーラムに登壇しました

気候変動フォーラムが無事に終了しました。
讀賣新聞・NHKエンタープライズ主催の「ニッポンの未来フォーラム カーボンニュートラル5年間の挑戦」。
リモートでの登壇でしたが、オフグリッドについて僅かながらお話させていただきました。
今回このフォーラムに参加して得たとても大切な気づき。
ぜひみなさんと分かち合いたくて書き綴りますので、もしよければ最後までお付き合いください^ ^
今回の取材を通して判明したこと。
それは、わたしの暮らしで排出される二酸化炭素量が、一人あたり平均の3分の1であったことでした。
2030年の目標とされている理想的な暮らしを、まさに体現しているそうです。
でも、ここで勘違いしてほしくないのが、エコやCO2削減のためにオフグリッドを実践してるわけではないということなんです。
自然というシステムがどのように循環しているかを探りながら、自然と調和するのを楽しんでいるうちに、結果的にエコになっていった。
ただそれだけなんです。
おひさまという光エネルギーで電気を生み出して使う。
おひさまという熱エネルギーで調理や湯沸かしする。
家庭菜園を楽しみながら食べものを育てる。
調理で出た生ゴミをコンポストで堆肥化する。
それでまた食べものを育てる。
友人たちと田んぼでお米を育てる。
ご近所の人たちと季節のお野菜や果物やお魚をお裾分けし合うなどなど。
こうして自然や人と仲良くしていると、自ずと余計な流通や手間がなくなって、無駄なエネルギーが省かれていく。
だから結果的に二酸化炭素が出ない。
ただそれだけなんです。
フォーラムではCO2削減に向けた最先端の取り組みがいくつか紹介されたのですが、わたしとしてはかなりモヤモヤ…。
例えば、増えすぎた空気中の二酸化炭素を集めて圧縮して地中に埋めるという最新技術。
そのために大きなプラントを建設して、地中何千メートルも掘削して二酸化炭素を送り込みます。
これのどこがエコなんだろう?って疑問が浮かんできまして…。
その施設を建設したり掘削するのに莫大な二酸化炭素出してますよね?って、思わずツッコミたくなってしまったんです。
しかも、高濃度の二酸化炭素を地下層に注入したら、地層のバランスが崩れる可能性だってあるわけです。
地球の自然な循環を止めたことでバランスが崩れたのに、さらに循環を止めてしまうようなことを考え出したら、余計に悪化させる可能性がある。
解決のつもりがさらなる悪循環を生み出すもののように、わたしの目には映るものがありました。
自然の原理や摂理や哲理、そして天然の真理を理解できる人となること。
自然と天然を結ぶ法則や全体構造を理解して、全体的・包括的・俯瞰的な視点から解決法を提示できる智慧ある人となること。
これが根本的な解決法なんだろうなと痛感しました。
智慧を展く(ちえをひらく)
蒙を啓く(もうをひらく)
道を拓く(みちをひらく)
そして
地球の佳き千年紀の幕を開く(ひらく)
拙著「ひらけ!オフグリッド」の〝ひらけ!〟には、このような想いが込められています。
でも、それは外側の世界に向けても何も変わらず、わたしがそれそのものにならないと意味がないのだと今回のフォーラムで感じました。
ガンジーの言った「世界を変えたければ、あなた自身がその変化とならなければならない」。
この言葉はそういうことなのかな。
「ひらけ!オフグリッド」ではなくて「ひらけ!わたし自身」だったようです(笑)
つらつらといっぱい書いてしまいましたが、そのくらい色々な意味で考えさせられる環境フォーラムでした。
生態系への配慮を欠いた人間都合の取り組みが気になったというか。
解決法がさらなる問題を生み出す危険性を見たというか。
参加された方はどんな風に受け取ってどんな風に感じたんだろう?
パネリストが一方的に話すのではなくて、もっとインタラクティブに意見や感想を伝え合いたかったな。

今回のフォーラムの様子をまとめたものが3月にNHK Eテレで放送される予定です。

2時間半の内容を1時間の番組にまとめるそうなので、ダイジェスト版となると思います。

放送日などがきまりましたらまたお知らせしますね。

2022年01月21日 | Posted in ブログ | | Comments Closed